■6月のイベント「山谷初男・はっぽんコンサート」ご報告
b0029087_2036354.jpg[2005.6.25] 外気は冷たいほどの涼しさだというのに、ホールの中はステージも客席も汗が流れるほどの熱気でムンムン。個性派俳優としておなじみの「はっぽんさん」こと山谷初男さんのリングリンクホール初コンサート。この夜、館内は熱気と大合唱に包まれました。



空梅雨が続く今年の原村。この日も朝から真夏のような暑さになりました。山谷初男さんとバンドの皆さんが到着したのはお昼過ぎ。さっそくホールでPAのセッティングを兼ねたリハーサルが始まりました。リハーサルから力のこもった迫力のステージがくりひろげられ、立ち会ったホールのスタッフも圧倒されます。b0029087_20374990.jpg

今回のコンサートが実現したのは、地元の馬場さんのご縁。馬場さんは私たちが「日本一高い美容院」と呼ぶお店を営む原村の有名人で、東京から標高1600メートルの別荘地へ移り住み、そこでヘアカットをされています。そう、値段ではなく場所が「日本一高い美容院」なのです。



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友人である山谷さんが馬場さんのお宅に遊びに来た際、リングリンクホールに立ち寄られました。あいにく留守だったため、外からしかホールをご覧いただけなかったのですが、そのときおっしゃってくれた言葉が、「ここで歌ってみたいなぁ」。こんなご縁からコンサートが動き出しました。

実は山谷さん側が作ってくださったポスターやチラシを配布して以来、いつにない早いペースで予約が増えていったのですが、直前に「週刊すわ」に大きく記事が載ったこともあり、コンサート前日も予約の電話が次々入って、その数は80名ほどに膨らんでいました。いつもは椅子席でご覧いただくのですが、このままではとても椅子の数が足りないと、客席に急遽ゴザを敷き詰め、座ってご覧いただくことにしました。

b0029087_20384035.jpgさて、開場の6時前から、お客さまが続々といらっしゃったため、少し予定を早めて開場。小さなホールは見る見るお客さまで埋まってしまいました。6時半、場内の明かりがすべて消されて、懐中電灯を片手に持った山谷さんが場内を照らしながら登場。「歌舞伎町の少年探偵団」でコンサートが始まりました。

この日の山谷さんのステージファッションは、赤いTシャツの上に、生成りのニットの袖なしカーディガン。実はこのニット、「編物名人」としても知られる山谷さんがご自分で編まれたもの。しかも昨夜ボタンをつけたばかりで、このコンサートで初めて着たとのこと。とってもおしゃれです。

b0029087_2039037.jpgピアノ、ギター、バイオリンをバックに、朴訥とした口調のおしゃべりを交えながら次々と歌われる歌は、すべて山谷さんのお気に入りのものばかり。オリジナルあり、寺山修司の作品集あり、懐かしいフォークあり。永六輔さんが「男のシャンソン」と絶賛した通り、どの曲も独特の「はっぽん」ワールドに。

コンサートの途中では、本業の役者に戻って朗読もご披露。秋田弁の老婆が主人公の民話を、情緒たっぷりに語って、その味わい深い語り口で場内を魅了しました。また、お医者さまに扮した山谷さんが、患者役のお客さまをステージに上げて歌うなどという一幕も。

b0029087_20392159.jpg出演者、スタッフも入れると、100人近い大人数の熱気でムンムンする場内。ステージの山谷さん、バンドの皆さんも汗びっしょり。元々エアコンなど不要な地域で設置していない上に、サウンドがご近所に漏れないよう、演奏中は窓やドアが開けられないため、ますます温度は上昇の一途。山谷さんもタオルで汗を拭きながら、曲が終わると水を飲みながらのステージです。

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そんな場内のヒートアップにさらに拍車をかけるかのように、山谷さんのステージは熱気を帯びていく一方。体いっぱいに声をふりしぼり、ステージをあちこち飛び回る姿はとても71歳とは思えぬほどエネルギッシュです。場内が最高に盛り上がりを見せたのは、アンコールの中で歌われた1曲「秋田音頭」。場内のお客さまとの掛け合いで、ホールの中は興奮の坩堝。終わった瞬間に期せずして大拍手が巻き起こりました。

b0029087_2039575.jpgコンサート終了後、山谷さんは我がホールご自慢の「美人の湯」でゆっくり汗を流して、ホールに急拵えされた打ち上げ会場へ。乾杯のビールを一気に飲み干して「いやー、うまい!」。山谷さんを中心に、バンドのみなさん、スタッフ、友人たちが夜遅くまでおいしい酒を酌み交わしました。はっぽんさん! ぜひまた来年も、リングリンクで素敵なコンサートを!

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なお最後になりましたが、今回のステージでは、リングリンクホールでも「カフカ」の名で何度も素晴らしい演奏を聴かせてくださっている「八ヶ岳星と虹歯科診療所」の藤森義昭先生が、ご自分の「八ヶ岳星と虹レコーディングスタジオ」からPA機材を提供してくださり、お忙しい中セッティングまでしていただきました。本当にありがとうございました。
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by rin-no-sha | 2005-06-25 23:00 | イベント報告
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